ソシオセラピストとしての活動
- 彩子 山岸
- 2023年5月15日
- 読了時間: 2分
コロナ禍の規制も緩和され、少しずつ施設や病院に入れていただけるようになりました。
4月に施設にいらっしゃる患者様のソシオエステティックのお仕事で何度か代理で訪問させていただきましたが、5月から継続して担当させていただくことになりました。
ソシオエステティックとは、お一人お一人の体の状態に合わせた施術をすることです。
お顔のエステをする場合もありますし、お体のマッサージ(トリートメント)なども行います。
今回訪問させていただいている患者様は、脳に障害が残り、手足も拘縮しているため、寝たきり、もちろん会話はできません。
今までは、施術中眠っていらっしゃることも多く、話しかけたらうなずいてくれているのかなぁ、と感じる程度でした。
もちろん、それだけでも十分にありがたいのですが...
気持ち良さだけでも伝わってくれてるといいなぁ、とか、もっといい方法があるのかなぁ、などと毎回悩みます。
でも、嬉しいことがありました☺️
先日はたまたま施術中にご家族の方がお見えになり、やはり解られるようで、にっこりと笑顔を見せていただきました。
ご家族がいらっしゃるのは、やっぱり嬉しいものなんですよね。
初めてエステしているところを見られたからか、いろいろお尋ねになり、最後に「では失礼させていただきますね。また来週来ますね」とご本人様にも声を掛けました。
その時、お布団が揺れていたので、どうしたかなと思ったら、拘縮の強い方の手を一生懸命動かそうとされていたのです。
ご家族の方も「こんなこと、あまり見たことない」とおっしゃいましたが、ご自分なりに挨拶をしてくださっているのだと私には感じられました！
本当に嬉しい瞬間で、涙が出そうなくらいでした✨
毎回これでよかったのか、次はこうしようか、と自問自答する日々ですが、これからも
自分なりの寄り添うエステをしていきたいと思っています💕
写真は、昨日、薬草教室に行って敷地内で育てられているバラ🌹「プレイ(祈り)」です。
皆んなに小さくても幸せな瞬間があるようにと祈っています🫶
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